2017年12月4日(月)記者発表会をザ・キャピトルホテル東急にて開催。

開会にあたって

当日は株式会社ぐるなび総研 代表取締役社長 滝久雄より主催社代表挨拶、農林水産省 大臣官房審議官 丸山雅章氏より来賓の挨拶があった。

株式会社ぐるなび総研 代表取締役社長 滝 久雄による主催社代表挨拶

今年6月には、文化芸術基本法が改正され、振興すべき文化として「食文化」が明記されました。言うまでもなく、日本の食は日本が世界に誇れる文化であり、わが国が、いま目指している観光立国に関しても、重要な資源の一つです。このように、ぐるなび総研が取り組むべきテーマは、ますます重要なものになってきています。その使命を果たすべく、本日の「今年の一皿」をはじめ、積極的な活動を続けてまいります。

農林水産省 大臣官房審議官 丸山 雅章 氏による来賓挨拶

日本の食文化は皆様ご承知のとおり、多様な地域性そして食材、そして料理法などに加えまして、その時々のライフスタイルや流行なども反映して日々進化をしております。今年も将来にわたって新たな食文化のひとつとして定着し、世界中から親しまれるような、そうした一皿が選ばれることを期待いたしております。

登壇者コメント

3つの受賞ワードを発表し、各賞を代表してゲストが登壇、コメントをいただいた。

鹿児島県知事 三反園 訓 氏(「今年の一皿」 鶏むね肉料理)

鶏のむね肉はもも肉よりも安いけれども、調理方法が難しい、と今まで言われていたが、高たんぱく、低脂肪で、疲労回復にもいい、アスリートにいい、そして非常に使いやすい素材でもあるということがようやくわかってきました。さまざまな調理方法も編み出されて、多くの方々に食べていただけるようになりました。鹿児島県は鶏の生産日本一であり、地方創生も含めて今回の受賞を機に、どんどん鶏肉を全国、そして世界の方々に食べていただけるよう、全力で取り組んでいきたいと思います。

株式会社ナンチク 専務取締役/株式会社ナンチクファーム 代表取締役社長 北野 良夫 氏(「今年の一皿」 鶏むね肉料理)

鹿児島はこれまで2つのクロとして鹿児島黒牛、鹿児島黒豚、というのがあり、3つ目のクロをどうにかして販売の拡大につなげられないか、とこの7月から黒さつま鶏を飼育するようになりました。肉にひと手間かけて作り出した新しい商品を、消費者の皆さんにお届けしたいと思い、むね肉で生ハムを作っております。今回受賞をさせていただき、生産者の皆さまも、非常に勇気づくのではないかと思います。

宝塚市国際観光協会 会長 小早川 優 氏(準大賞 強炭酸ドリンク)

明治22年(1889年)クリフォード・ウイルキンソンというイギリス人が偶然に宝塚の温泉で、自然に湧いておりました炭酸水の泉と出会いました。その水を検査したところ、飲み物として、また医療用としても、大変素晴らしい水だということがロンドンで証明されました。それを瓶詰めして、はじめてローマ字の「TANSAN」、あるいはカタカナの「タンサン」、そのような名前をつけて売り出したのが、日本の炭酸のドリンクの始まりです。それから127年という長い年月が経ち、今になって再び注目されたことを、大変うれしく思っております。

在日本大韓民国民団 団長 呉 公太 氏(急上昇ワード賞 チーズタッカルビ)

チーズタッカルビが、今年の急上昇ワード賞に選ばれたことを、大変嬉しく思っております。17年前くらいに第一次の韓流ブームというのが来たのですが、話題になったドラマの舞台は春川(チュンチョン)という場所が中心でした。実はこのタッカルビというのは、その春川が発祥の地です。両方とも春川ということで、この機会に日本の家庭の中にどんどん入っていき、合わせて日韓の友好親善がますます増進されることを願っています。

「今年の一皿®」を食べよう!

今年の一皿を食べられるお店をご紹介

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