2019年 その他各賞を紹介します。

準大賞

発酵食メニュー

発酵食メニューとは
味噌、醤油、麹、ヨーグルト、納豆等の発酵食材・食品を取り入れた料理の総称。

選定理由

・市場の拡大

納豆の市場規模が過去最高を記録し(※1)、国内では発酵食材を使った飲食店やカフェが増加している。

・健康志向の高まり

古来より日本の食文化において発酵は欠かせないものであったが、健康志向の高まりから価値が再認識された。これまでは発酵食品単体が着目されることが多かったが、食事全体に発酵食品を取り入れるスタイルが今年の特徴といえる。発酵食品や発酵調味料は旨味成分が強く、栄養価を高めることから、上手に取り入れることで減塩や健康増進の効果も期待できる。

・海外での注目

日本食は訪日観光客が楽しみにしていることの第一位であり(※2)、世界で発酵食の価値が認められたことも日本人が伝統的な食文化を見直すきっかけになった。

出典:※1全国納豆協同組合連合会調べ、※2観光庁「訪日外国人の消費動向 2018年」

ノミネート

スパイスカレー

スパイスカレーとは
複数のスパイスを組み合わせ、一般的に小麦粉を使用しないカレーを指す

選定理由

・近年のスパイスブームの中でも2019年は特にスパイスカレーが際立った。
・日本でも多種多様なスパイスを入手しやすくなったことから、それらを調合することで豊かなおいしさを生み出せるようになった。飲食店にとっては調理の自由度が高いため、創意工夫やオリジナリティを打ち出しやすく、消費者にとっては自分好みにスパイスが調合されたカレーを探す楽しみが増えたことで支持を広げた。
・これまでのカレー専門店といった業態とは異なり、カフェ等がお洒落な見た目で提供したことにより、女性に受け入れられたことも今年の特徴である。

ノミネート

チーズグルメ

チーズグルメとは
チーズを使った料理、スイーツの総称

選定理由

・日本人のチーズ消費量は過去最高を記録(※3)。チーズの輸入量も年々増加し(※4)、2019年2月にはEPA発効によるチーズの関税引き下げにより、更に輸入量の増加が予想される。
・小規模な国産ナチュラルチーズの生産者は着実に増加しており、2006年には106か所だった日本国内のチーズ工房が2018年には319か所と約3倍に増えている(※5)。
・合わせる食材や料理ジャンルを選ばないため、今後も飲食店のメニューとしてさらに広がることが予測される。

出典:※3農林水産省「平成30年度チーズの需給表」、※4財務省「平成30年貿易統計」、※5農林水産省牛乳乳製品課調べ

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