ぱくちーりょうり
その年の日本の世相を反映し象徴する「今年の一皿」に2016年はパクチー料理が選ばれました。
Reason for selection
・かつてはエスニック料理における「薬味」としての存在であったが、業態を越えて近年「主役」に転じ、山盛りのパクチーサラダを始め、鍋、カクテル、スイーツ等、バリ エーションも豊かになり、飲食店が相次いでメニューに導入した。
・その香りや味わいに魅了される消費者が激増し、パクチー愛好家を「パクチスト」と呼ぶ造語も生まれた。
・比較的栽培しやすいことから国内の生産者が増え、多くの量販店で購入できるようになった。大手メーカーによる調味料、レトルト食品やスナック菓子等の商品化も相まって、一般家庭にも広く浸透した。
・健康・美容に良いものを摂取したいという消費者ニーズが増える中、その高い栄養価にも関心が集まった。
今後もパクチーを始めとする野菜が、これまで以上に日々の食事の中心的な存在として取り入れられていくことが期待できる。