2025年12月3日(水)に記者発表会を時事通信ホールで開催し同時にオンラインでも配信を行った。

開会にあたって

当日は株式会社ぐるなび 取締役会長・創業者 「今年の一皿」実行委員会委員長 滝久雄より主催社代表挨拶、 農林水産省 大臣官房 総括審議官(新事業・食品産業)河南健 氏より来賓の挨拶があった。

農林水産省大臣官房 総括審議官(新事業・食品産業)河南 健 氏 ご挨拶

農林水産省大臣官房 総括審議官(新事業・食品産業)河南 健 氏 ご挨拶

食に関して、今年を振り返ってみますと、10月まで開催された大阪・関西万博も相まって、今年も、多くの外国人観光客が来日し、日本の食を楽しまれました。その数は、過去最速で3千万人を突破したとも承知しています。 こうした動きの中で、「今年の一皿」は、国内の消費者のみならず、我が国の食の素晴らしさを大きな楽しみとして来日する外国人観光客の皆さんにとっても、食事を選択する際の一助となるものと考えております。 「今年の一皿」を通し、日本の豊かな食文化が、世界に向けて更にアピールされるとともに、その「一皿」を扱う皆様の大きな励みとなっていくことを期待しております。

選定の流れに関する説明

株式会社ぐるなび 「今年の一皿」実行委員会 事務局 三橋茉季による選定の流れに関する説明

株式会社ぐるなび 「今年の一皿」実行委員会 事務局 三橋茉季による選定の流れに関する説明

「今年の一皿」は飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」にアクセスしたユーザーの検索・行動履歴などぐるなびのビッグデータから抽出したワードをもとに、ぐるなび会員を対象としたユーザーアンケート、メディア関係者の審査を経て、次の条件が満たされていることを確認した上で、「今年の一皿」実行委員会が承認、決定します。条件とは①その年に流行または話題となったこと②その年の社会の動きと関係が深く、世相を反映していること③食文化の記録として後世に受け継ぐ価値があること。以上3つとなります。 では、2025年はどのような年だったのでしょうか。 ・訪日外客数は過去最速で3,000万人を突破。「大阪・関西万博」も追い風となり、日本の食文化の価値がさらに世界へ浸透した ・AI活用が進む一方、急速な普及に伴う課題も顕在化したが、外食産業においては、経営や業務を効率化する手段として、期待が高まった ・原材料費の高騰や記録的な猛暑による不作を背景に、より社会の安定が求められる中、身近な食の価値が見直された

登壇者コメント

2025年「今年の一皿」に選ばれた「お米グルメ」を代表して、小池精米店3代目店主・五ツ星お米マイスター・東京米スター匠 小池理雄氏が登壇

お米グルメの普及に関わる皆さんを代表して、受け取らせていただきました。お米に携わるようになって20年近く経ちますが、このような日がくるとは思っていませんでした。本当に感無量です。

トークセッション

トークセッションには3名が登壇し、それぞれの観点からお米に関するエピソード、知見や思いを披露した。

お米グルメの変化

小池精米店3代目店主・五ツ星お米マイスター・東京米スター匠 小池理雄氏(以下、小池氏)は、「今年の一皿」にお米グルメが選ばれたことについて、米の価格が高騰し関心が高まる中で、お米があって当たり前じゃないんだ、と気付かされただけではなく、お米の美味しさや食べ方にもフォーカスされたことがとても嬉しい一年だったと語った。 また、外食においても食材への"こだわり"を重視し、料理に合うお米を選んで提供する飲食店が増えたと述べた。

稲作の課題と未来に向けて

島根県で営農を行っている農事組合法人 おきす 代表理事 森脇康博氏(以下、森脇氏)は、今年は梅雨明けが平年より早く、高温対策が一番の課題であり、生産者は大きく翻弄された年であったと述べた。農業用水が足りない状態が続き水の大切さを感じる中、生産者として高温耐性の強い、安全安心な米作りを目指してきた。と語った。

お米グルメの可能性

備蓄米や高温障害米をおいしく食べるための情報が広がったことで、お米は“炊き方で味が変わる”という理解が浸透し、考え方が切り替わる機会になったと思う。日本のジャポニカ米の特徴やおいしさを改めて実感する年になったと述べた。 また、白飯以外の米の活用として日本人の嗜好に合わせた長粒米の活用や、昔の品種を復活させた日本酒など、ストーリーと共に味わうことができるお米は、横にも縦にも可能性が広がっていると語った。

3名にはセッションの締めくくりとして、今後のお米グルメについての展望や意気込みを語っていただいた。

3名にはセッションの締めくくりとして、今後のお米グルメについての展望や意気込みを語っていただいた。
小池氏: 飲食店も米に対する意識が高まってきていると感じる。この好機を活かして、お米の楽しさを多くの消費者の皆さんに伝えていきたい。
柏木氏: 私たちが普段食べているうるち米も300種類以上あり、農地の環境や作り手によっても様々。お米の品種や多様な食べ方を楽しむことによって、少しでも食卓に上る機会が増えたら良い。
森脇氏: 気温が上昇する中で、高温対策に加え、地球環境に優しい農業を消費者の皆さんと一緒に取り組んでいきたい。

「今年の一皿®」を食べよう!

今年の一皿を食べられるお店をご紹介

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