2021年12月9日(木)記者発表会を東京ミッドタウン日比谷BASEQで開催し同時にオンラインでも配信を行った。

  • 株式会社ぐるなび総研 代表取締役社長 滝 久雄による主催社代表挨拶

  • 滝社長より記念品を受け取る小石川泰弘氏。

  • 3名のゲストによるトークセッション。
    (写真左から)Shirafer代表 小石川泰弘氏、Yamanashi gastronomy Ichii(イチイ) シェフ 堀内浩平氏、食プロデューサー 狐野扶実子氏

  • 2021年「今年の一皿」に選ばれた、アルコールテイスト飲料。

開会にあたって

当日は株式会社ぐるなび総研 代表取締役社長 滝久雄より主催社代表挨拶、農林水産省 審議官 安楽岡武氏より来賓の挨拶があった。

農林水産省 審議官 安楽岡武様 ご挨拶

8回目となる本イベントが今年も開催を迎えられましたことお慶び申し上げます。
食品産業にとっては大きな変革が期待されるまさに激動の時代ではないかと思いますが、その中で今年はどのような一皿が受賞されるのか大変楽しみにしております。「今年の一皿」の発表が日本の食と農、食文化の価値を見つめなおし、さらなる発展の機会となることを期待します。

選定の流れに関する説明

株式会社ぐるなび総研 事務局 家中みほ子による選定の流れに関する説明

「今年の一皿」は飲食店情報サイト「ぐるなび」にアクセスしたユーザーの検索・行動履歴などぐるなびのビッグデータから抽出したワードをもとに、ぐるなび会員を対象としたユーザーアンケート、メディア関係者の審査を経て、次の条件が満たされていることを確認した上で、「今年の一皿」実行委員会が承認、決定します。条件とは①その年に流行または話題となったこと②その年の社会の動きと関係が深く、世相を反映していること③食文化の記録として後世に受け継ぐ価値があること。以上3つとなります。
では、2021年はどのような年だったのでしょうか。
・史上初、東京オリンピック・パラリンピックが無観客での開催
・日本国内での新型コロナワクチンの接種が進み、多くの国民が2回目の接種を終え、3回目の接種を開始
・新規感染者数が全国的に大きく減少し、経済活動が本格再開、飲食店の時短要請も解除され、外食産業が回復の兆しを見せる

登壇者コメント

2021年「今年の一皿」に選ばれた「アルコールテイスト飲料」を代表して、Shirafer代表の小石川泰弘さんが登壇

アルコールテイスト飲料の普及にかかわるすべての皆様の代表として僭越ながら受け取らせていただきました。アルコールテイスト飲料の普及にかかわるすべての皆様、本日は本当におめでとうございます。

トークセッション

トークセッションには3名が登壇し、それぞれの観点からアルコールテイスト飲料に関するエピソード、知見や思いを披露した。

飲食店におけるアルコールテイスト飲料の需要の変化

若手料理人の発掘・応援を目的とした 料理人コンペティション「RED U-35(レッド アンダー サーティーファイブ) 2021 ONLINE」にて、グランプリであるレッドエッグを受賞した Yamanashi gastronomy Ichii(イチイ) シェフの 堀内浩平氏(以下、堀内氏)は自身の店舗でのアルコールテイスト飲料の需要の変化について触れた。
コロナ禍前から山梨の素材を活かしたアルコールテイスト飲料は提供していたが、コロナ禍を受けて、需要が増えており、種類を増やして提供しているという自身の店舗でのエピソードを話した。さらに、アルコールを飲めない人でもペアリングを楽しめるようになったと語り、アルコールを好まないため料理を作る際にもよりペアリングを意識できるようになったと話す。

国内外でのアルコールテイスト飲料の進化や潮流

2015年より「RED U-35」の審査員を務め、 2022年からは審査員長にも就任が決まり、現在はニューヨークと日本を拠点に活動している食プロデューサーの狐野扶実子氏(以下、狐野氏)は、国内外でのアルコールテイスト飲料の進化や潮流に触れた。
以前は見た目がアルコール飲料に似ているというレベルに留まっていたが、最近では味覚の細かいところまでこだわりを感じ、バリエーションも増えたと話す。それに伴い、合わせる料理のジャンルも増え、アルコールテイスト飲料とのマリアージュまで緻密に考えられるようになったと語った。
お酒を節制しようというムーブメントがSNSによってロンドンから発信され、年間を通してアルコールテイスト飲料の需要が高まっていると語り、この需要には世界的なSDGsの流れによる健康志向も影響していると解説した。実際にワインの国フランスでは若者がワイン以外の飲み物をより消費するようになったという統計が出ていると話す。

アルコールテイスト飲料がもたらした文化

“シラフを楽しむカルチャー”の普及のため「shirafer(シラファー)」プロジェクトの代表を務める小石川泰弘氏(以下、小石川氏)はアルコールテイスト飲料がもたらした文化について触れた。
「モクテル」のような新しい言葉が一般の言葉として日常に使われるようになり、今まで脇役だったアルコールテイスト飲料が、個人の趣向や企業の努力によってアルコールテイスト飲料の味を押し上げ、主役に躍り出た1年だったと話す。様々な需要が積み重なり、ようやく今年日の目を浴び、飲む人も飲まない人も楽しめるツールになったと分析する。さらに、日本も欧米以上にアルコール離れが進む中で、飲み会が好きな若者は少なくなく、飲む人も飲めない人も楽しみたいという気持ちは同じだと語る。アルコールテイスト飲料は飲めない人に対してだけではなく飲める方や一緒に楽しみたい方に対しても需要があり、救世主になるのではないか、と話す。

今後のアルコールテイスト飲料の展望

各登壇者にはセッションの締めくくりとして、アルコールテイスト飲料の今後について語っていただいた。
堀内氏:
レストランも普段の生活も含めてアルコールテイスト飲料を飲む機会が増えると思うので、もっともっといろいろ進化していって今まで以上に発展していくのではないか。
狐野氏:
よりおいしさを追求したアルコールテイスト飲料とそれに合う料理のバリエーションが広がることで、相乗効果が活性化し、飲食をより一層ワクワクしていくものになっていくのではないか。
小石川氏:
アルコールテイスト飲料は一過性のブームではなく、日本が誇る文化になっていくと確信している。今まで取りきれなかった層を飲食店や様々な業種が取り込める、新しい需要の発掘にもなる。飲む人も飲まない人も皆が幸せになれる素敵なツールだと思うので、世界に誇る文化にしていきたい。

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